Next To Normal

主人公は幼い子供を病気で亡くしたことから双極性障害に悩むDiana。息子が忘れられず、彼女の心の中では息子のGabeは成長し現実と妄想の間で彼女にしか見えない存在として登場します。夫のDanは過去を忘れて現実に向き合おうとしてDianaの治療の協力しますがうまくいかず、一方Gabeの存在を直視しようとしません。Gabeの死後生まれたNatalieは、あまりに大きなGabeの存在の前に自分のアイデンティティを確立できず、孤立してボーイフレンドのHenryとの関係もうまくいきません。精神科医のDr. Maddenは催眠療法や電気ショックなどで治療を試みますがいずれも失敗、最終的にDianaは精神医療に頼ることなく現実に向き合うために家族から離れていきます。結局家族の結束を守れなかったDanは失意の中でようやくGabeを直視し、その存在を受けいれ、一方Natalieも両親とHenryを受け入れ、未来への希望を歌います。

幼い息子の死と母親の精神障害という重たいテーマを扱っていますが、やや唐突だけど最後は全員で未来への希望を歌うという、一応ハッピーエンドなんでしょうか。2013年、元宝塚の安蘭けい主演で日本語版公演があり、見に行きました。ちなみにユーチューブで画質は悪いですがブロードウェイ公演の動画を見ることができます。(いいのかな・・)Diana役のAlice Ripley、Gabe役のAaron Tveitがいいですね。オリジナルキャストで見たかったです・・・